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なぜ、いろいろ努力しているにもかかわらず、思った通りにならないのか、
理想とする・希望する方向に進んでいかないのか…?
どうすれば願望を実現させることができるのか…?
この章では、自分の思った通りの人生を創る・自分の願望を現実化させるテクニックを述べていきます。
仏教には「因果応報」という言葉があります。
良いことをすればそれなりの良い報いが、悪いことをすればそれなりの悪い報いが巡り巡って却ってくるという霊界の原理です。
却ってくるタイミングは、すぐにその場で却ってくる場合もあれば、何年も先に忘れた頃に却って来る場合もありますし、今世では却ってこずに来世で却ってくる場合もありますし、過去世の時の原因が今世で結果として現れる場合もあります。
その人の魂の成長にとって必要な時に現れます。
よく言う「因縁」(カルマ)です。
罰ではありません。
あくまでも魂の学びのための試練です。
キリスト教でも似たような教えがあります。
良い種を蒔いた者はできた良い作物を得る権利が発生するが、悪い種を蒔いた者はできた悪い種を刈り取る責任が発生する、というものです。
個人の因縁だけでなく個人が属している団体の因縁も個人個人が分担して受け持つということもあります。
日本人として生まれれば、日本と言う国の因縁(カルマ)を日本人一人一人が背負うことになりますし、宗教団体に入ればその宗教団体の持つ因縁(カルマ)を信者一人一人が背負うことになります。
鈴木家に生まれれば鈴木家一族の先祖代々からの因縁を子孫が背負うことになり、企業・団体に入れば会社の持つ因縁(カルマ)を社員一人一人が分担して背負うことになります。
積極的にその団体活動に参加していなくても、名簿に自分の名前が載っていれば背負うことになります。
恨み・憎しみ・怒り・不満・イライラ・妬み・ひがみ・不信感・被害妄想・不安・恐怖・悲しみ・マイナス思考・孤独・自己犠牲・うつ・落ち込み・羞恥心・自己否定・劣等感・罪悪感・後悔・高慢・冷酷・甘え・依存・貪欲…。
これらのような悪い感情のエネルギーが強すぎて、ある一定の値を超すと因縁(カルマ)になります。
相手を殺してやる!と強く怨んでいると、そのエネルギーがある一定の値を超した場合には、実際に人を殺していないのに、実際に殺したのと同じ因縁(カルマ)が発生します。
実際に行う言動にマイナス感情エネルギー(悪い感情のエネルギー)が伴っていなければ因縁は発生しません。
相手に対して良かれと思ってやったことが、結果的に裏目に出てしまい、相手に迷惑をかけてしまう事もありますが、こういう場合は悪い因縁は発生せずに良い因縁が発生します。
悪い結果が出たのは、愛や親切をもらった側の人間の因縁として悪い結果が出たのです。
逆にいえば、例え結果が裏目に出て酷い目にあったとしても、悪気があってやったのでなければ、怨むどころか逆に感謝するべきなのです。
また、さらに霊などに憑依されると、その霊が持つ因縁(カルマ)をコピーして貰ってしまう事もあります。
人を怨んでばかりいると、類は友を呼ぶの法則で赤の他人の怨霊を呼び寄せ憑依されます。
その憑依された怨霊から怨霊の持っている因縁(カルマ)を憑かれた人がコピーしてもらってしまうのです。
その怨霊が、刑罰因縁を持っていると、憑かれた人も刑罰因縁をコピーしてしまい、悪いことをしていないにもかかわらず、刑罰を受ける羽目に遭うこともあります。
また、具体的に、こうなったらどうしよう・ああなったらどうしようと、不安感で一杯の人は、その不安のマイナスエネルギーが深層意識に蓄積して、それがある一定のエネルギー量に達すると現実化してしまうのです。
ですから、マイナス思考の人はかなり人生で損をします。
世の中で成功している人は、このシステムを逆にプラスに使って思った通りの人生を歩んでいます。
まず、人生は良くも悪くも思った通りになるという基本原則を受け入れる必要があります。
これは思念の現実化による因縁(カルマ)です。
自分の深層意識は、アラジンの魔法のランプの魔人であり、ドラゴンボールの神龍であり、ドラえもんなのです。
自分にとって良い内容でも損をする悪い内容でも、それを現実化してしまいます。
3次元の物質世界に、4次元・5次元の思念のエネルギーが投影されて現実化するのです。
では、頭の中で考えている顕在意識の世界から、無意識の深層意識にどうやって命令を与えるのか?
顕在意識の下に潜在意識があります。
その下に深層意識があります。
顕在意識と潜在意識の間にドアがあり、普段の頭脳活動ではこのドアが閉まっているので顕在意識で発した命令は潜在意識や深層意識に届きません。
ではどうするか?
このドアが開く時に命令を入れてあげればよいのです。
それは脳波がα波になっている時です。
それは寝付きの時や寝起きの時の起きているわけでもなく寝ているわけでもない、気持ちの良い幸せの時です。
このタイミングが正にα波の時なのです。
この時に自分の叶えたい願望をできるだけ具体的にイメージ化して思い描きます。
結婚願望がある人は、理想の異性と結婚式をあげて、みんなから祝福されている場面を映画のワンシーンのようにイメージングします。
その場面で使う言葉は、過去形で言い切ります。
「最愛のこの人と、ついに結婚できた!良かった!」という具合です。
なぜ過去形かと言うと、未来形はぱわーが弱くて実現化できないからです。
神社仏閣へ参拝して、「今年こそ結婚できますように!」というお願いの仕方が一般的ですが、未来形の言葉は、失敗する・ダメになってしまう可能性も含んでいます。
だから言霊としてはとてもエネルギーが弱いのです。
ところが、何兆円積もうが、神様であろうが、過去の実績・出来事・史実は覆すことができません。
そのため、「○○できた!」「夢がかなった!」という過去形の言葉ほど強いエネルギーの言霊はありません。
先に幸福感も先取りして、その言霊に既に夢がかなった幸福感も実感として乗せて、御礼まで過去形の言葉で言い切ってしまいます。
「ああ、○○の夢がかなった!ありがとうございました!」
御礼を言う相手は何でも結構です。
自分の信じている神様仏様、大宇宙、親やご先祖様、自分自身、自分の深層意識、何でも良いです。
これを繰り返しやっていきます。
時々、忘れてやらない日があっても構いません。
できるだけ毎日やります。
この情報エネルギーが自分の深層意識で蓄積されて、ある一定のエネルギーに達するとこの三次元の世界にエネルギーを投影している大元の高次元では既成事実となり、タイムラグはありますが、それが3次元のこの世界に投影されて願望が夢が現実化します。
「マーフィーの黄金律」等の願望実現のテクニックを述べた成功本に、これらのことが詳しく書かれていますが、これを実践してもなかなか願望が実現しない人が多いのが現実です。
それはなぜか?
前述のような怒り・悲しみ・不安・あきらめなどのストレス感情が多いと、せっかく深層意識に蓄積した願望実現の情報エネルギーを相殺して消していってしまい、目標のエネルギー値まで達する前に減ってしまい、元の木阿弥になり、あきらめてしまうからです。
とは言っても、このような世の中で暮していれば、誰でもバカヤロウと思う事の一つや二つはあります。
そういうネガティブな感情の発生を抑えることはできません。
では、どうすれば良いか?
「バカヤロウ」と思っても、「あ、ごめんごめん、今のは嘘だよ~ん」と自分に対して否定します。
さらに憎い相手でもその人の幸せを自分の幸せと合わせて祈ってください。
そうすれば怒りの感情は祈りと相殺されてゼロになります。
少なくとも、繰り返し「バカヤロウ」を連発してはいけません。
執念深く思い出しては怒ることを繰り返すという行為は絶対にダメです。
願望を実現するどころか、悪い因縁(カルマ)を作ってしまい、逆に不幸になるからです。
バカヤロウと思ってもその場で吐き捨てて、すぐに許して流すことが大切です。
嫌な感情を消すためのテクニックとして、腹式呼吸の話を既に掲示していますから参考にしてください。
1.
願望・最終的に到達したい人生の目的(大目標)を設定し、5W2Hを明確にして(※1)紙に書く。
それに準じて、人生のタイムテーブル(中目標~小目標)を設定し、5W2Hを明確にして紙に書き出す。
2.
願望は自分の深層意識に命令をし続ければ必ず実現してくれるというシステムを信用し、受け入れる。
3.
毎晩毎朝、寝る際に、1で書いたタイムテーブルを眺めて(深層意識に浸透させる)、願望が実現した情景を映画のワンシーンのようにイメージングして、「やったー!夢がかなった!実現した!ありがとうございました!」と幸福感に浸る。
4.
ネガティブな感情が発生したら、「今のは嘘だよ~ん」と否定して、自分も含めて皆の幸せを祈る。
5.
自分の夢・願望を常に意識して毎日行動・努力する。
※1「5W2Hを明確にする」とは…
・いつまでに
・誰と誰が
・どこで
・何を
・どういう方法で
・何のために
・いくらの費用をかけて
ということを深層意識に対して明確に示すという事です。
例えば「いつまでに」という期限が無いと死ぬ間際に夢がかなうことになるかもしれませんし、下手をすると今世では夢がかなわずに来世になって夢がかなう事になるかもしれません。
夢・願望はできるだけ具体的に、誰が聞いても誤解を絶対にしないような曖昧さの無い明確な文章にする必要があります。